NEXTOR PR 02 07

2.7 _FORMAT（67h）

MSX-DOS 2では、この関数は、実際にはディスクをフォーマットしませんが、ディスクのメディアIDに基づいてディスクパラメータを含むMSX-DOS 2ブートセクタを生成する、2つの特別な選択パラメータFFhとFEhを受け入れます。この機能は、古いMSX-DOS1ディスクをMSX-DOS 2ディスクに変換するためにFIXDISKプログラムによって使用されます。

Nextorは3つの新しい選択パラメータを追加しました：

• FDh：ディスクがブートセクタ上に有効なディスクパラメータを持つFAT12またはFAT16ファイルシステムを持っていると仮定すると（そうでなければ "Not a DOS disk"が返されます）、（1）製造者名は「ＮＥＸＴＯＲ」のように設定し、さらに（2）拡張ブロックを生成（バイト２９ｈ、ボリュームＩＤ、ボリューム名、および「ＦＡＴ１２」または「ＦＡＴ１６」マーク）します。ディスクパラメータは変更されません。ディスクにすでに拡張ブロックが含まれている場合は、製造者名のみが変更されます（したがって、既存のボリュームIDは維持されます）。この選択は、別のシステムによってすでにフォーマットされているディスクでダーティーディスクフラグ機能を使用するのに役立ちます。

• FCh：FDhと同じですが、ディスクファイルシステムがFAT12の場合、MSX-DOS 2のブートセクタ（ "VOL_ID"の文字列）は標準のブートセクタではなく構成されます。ディスクファイルシステムがFAT16の場合、この選択はFDhと同じように機能します。この選択は、ディスクをMSX-DOS 2システムで使用する場合に役立ちます。

• FBh：FATとルートディレクトリの領域をクリアするだけで、ディスク上で "クイックフォーマット"を実行します。他の2つの新しい選択肢と同様に、ディスクには有効なFAT12またはFAT16ブートセクタが必要です。そうでなければ、 "Not a DOS disk"エラーが返されます。

ディスクが実際にフォーマットされると（選択肢1から9）、MSX-DOS 2ブートセクタが常に生成されます。