NEXTOR GSG 05

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5. MSX-DOS 1モードで起動する

これで、MSX-DOS 1モードで起動しようとしたときに自動パーティション割り当てプロセスで何が起こるかがわかります。

a. 以下を実行して、パーティション3をドライブD:にマッピングします。

B:MAPDRV D: 3 1 1 

b. 次のコマンドを実行して、MSX-DOS 1システムファイルをドライブD:にコピーします。

COPY B:MSXDOS.SYS D:
COPY B:COMMAND.COM D:

c. 「1」キーを押しながらコンピュータをリセットします。 MSX-DOS 1モードとCOMMAND.COMプロンプトで起動します。 DIRコマンドを発行すると、次のように表示されます(16Mの空き容量に注意してください)。

Nextor2.0 GSG DirInDos1Mode.png

何が起きたの? MSX-DOS 1モードで起動すると、Nextorは1つのドライブをIDEドライバに割り当て、通常モードで起動する場合と同様に、デバイスとパーティションの割り当てに自動ドライブを実行します。ただし、今回はMSX-DOS 1モードで処理できないパーティションは割り当て手順中にスキップされます。 MSX-DOS 1は、FATあたり3つ以下のセクターを持つFAT12パーティションのみを処理できます。最初のパーティション(最大50MB)はFAT16なのでスキップされます。 2番目のパーティション(最大25MB)はFAT12であるためスキップされますが、FATごとに3つ以上のセクタがあります。したがって、3番目のパーティション(最大16MB)が最初のパーティションになり、それがA:ドライブに割り当てられます。 Nextorの内蔵パーティション分割ツールで作成された16MB以下のパーティションはすべてMSX-DOS 1互換であることを忘れないでください。

d. コンピュータを通常モードで再起動します。

e. 以下を実行して、パーティション4をドライブD:にマッピングします。

B:MAPDRV D:4 1 1

f. 手順bで行ったようにMSX-DOS 1システムファイルをドライブD:にコピーしてから、前のセクションで行ったようにドライブD:に空のNEXTOR.DATファイルを作成します。

g.「1」キーを押しながらコンピュータを起動します。再度MSX-DOS 1モードとCOMMAND.COMプロンプトで起動します。 DIRコマンドを発行すると、次のように表示されます(9Mの空き容量に注意してください)。

Nextor2.0 GSG DirInDos1ModeWithNextorDat.png

何が起きたの? MSX-DOS 1モードで起動する場合も、「起動時のデバイスとパーティションへの自動ドライブ中にNEXTOR.DATという名前のファイルをルートディレクトリに保持しているパーティションを優先する」という規則が有効です。 DOS 1互換パーティションがチェックされます(この場合、パーティション3と4、パーティション4が「勝者」パーティション)。 残りの手順では、次のセクションに向けて環境を準備します。

h. 通常モードでコンピュータを起動します。

i. A:ドライブに割り当てられたパーティション2(25Mサイズのもの)で起動したはずです。その場合は、そのドライブのNEXTOR.DATファイルを削除するだけです(DEL NEXTOR.DAT)。そうでない場合は、パーティション2をドライブD:にマップし(B:MAPDRV D: 2 1 1)、ファイルを削除します(DEL D:NEXTOR.DAT)。

j. パーティション4をドライブD:にマップしてから、NEXTOR.DATファイルを削除します。