NEXTOR 03 06 01

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3.6.1 DSKFコマンド

ドライブ上の使用可能な空き容量を指示するDSKFコマンドは、MSX-DOSで空きクラスタ数を返します。 Nextorではこのコマンドの動作が変更され、空きKB数を返すようになりました。

この動作は、MSX-DOSと比較して大きな変化を示しています。ただし、このコマンドを使用する既存のプログラムのほとんどは、実際には空きスペース数をKB単位で計算せず、代わりに生のクラスタ数をユーザーに表示します。また、MSXコンピュータ用の最も一般的な記憶媒体は、クラスタサイズが1Kの2DDフロッピーディスクであるため、DSKFコマンドがとにかくKBカウントを返すと誤って想定していました。

この変更はMSX-DOS 1モードには適用されません。このモードでも、空きクラスタ数はクラスタ数として返されます。

ドライブの縮小割り当て情報モードがアクティブであっても、DSKFコマンドは常に実フリー・スペースを戻します。ただし、ドライブでゼロ割り当て情報モードがアクティブになっている場合は、返される値はゼロになります。