NEXTOR 02 05

From Z80 Machines Wiki
Jump to: navigation, search

2.5 縮小割当情報及びゼロ割当情報モード

Nextorでは、ドライブを縮小割当情報モードに設定できます。このモードでは、必要に応じてドライブの使用可能な合計容量と空き容量に関する情報を返すALLOC機能が、偽の情報を返すため、計算された合計または空きセクタ数は常に16ビットに収まります。つまり、割当情報モードがアクティブになっているドライブで、合計またはフリー・スペースが32 MBを超えると(FAT16ボリュームでは可能)、ALLOCは32 MBを戻します。 "3.4.6 RALLOC:縮小/ゼロ割当情報モードツール"を参照してください。

この機能は、基盤となるファイルシステムが常にFAT12であると想定しているため、合計32MBまでの空き容量情報を想定しているアプリケーションとの互換性の問題を回避することを目的としています。

ZALLOCという名前の環境項目が大文字と小文字を区別しないでONで作成された場合(コマンドインタプリタプロンプトでコマンドSET ZALLOC = ON)、縮小割当情報モードはゼロ割当情報モードになります。この場合、ALLOCは、このモードがアクティブになっているドライブにゼロの空きスペースを返します。デバイスの空き容量の計算(DIRコマンドの最後など)は、大型デバイスでは多少時間がかかる場合があるため(たとえば、SDカードのZ80モードでは約4秒)、便利です。ゼロ割当情報モードがアクティブの場合、この時間はゼロになります。

ゼロ割当情報モードはNextor 2.0.3以降で利用可能です。