NEXTOR 01 02

1.2 目的

Nextorの主な目的は、21世紀の記憶装置を備えたMSXコンピュータに必要な機能を実装するための基礎としてMSX-DOS 2を使用することによって、前述の問題を解決することです。具体的には、Nextorの開発努力が目指す主な目標は次のとおりです。

• FAT16ファイルシステムのネイティブサポートを提供します。

• カスタムストレージデバイスドライバを開発し、それらをOSのカーネルROMに埋め込むか、またはRAMから動的にロードするための、標準化され、文書化されたシステムを提供します。

• （MSX-DOSドライブベースのシステムとは対照的に）デバイスベースのドライバシステムを提供することで、ドライバ開発者はストレージデバイスの列挙とアクセスについてのみ心配する必要があり、デバイスおよびドライブとパーティションの割り当てを管理するのはオペレーティングシステムになります。

• 非ブロックデバイス、およびFAT12 / 16以外のファイルシステムを持つブロックデバイスをサポートします。

主な目的以外に、NextorはMSX-DOSにはない他の二次的ではあるが便利な新機能も提供します。詳細については読み続けてください。